ポスティング、新聞折込、ダイレクトメール:各紙媒体の販促効果と使い分け術

ポスティング
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1.紙販促施策とは?

■紙販促の重要性

オンライン広告が主流となった現代においても、紙媒体の特徴を活かした販促は根強い人気があります。
紙媒体は、視覚的なデザインだけでなく、質感や重みといった触覚情報を伴うため、記憶に定着しやすい特徴があります。

加えて、紙媒体はポストに直接届くため、オンライン広告のように見逃されにくく、物理的に手元に残るので、時間が経った後でも見返される可能性も高くなります。
また、地域密着型のビジネスや、特定のターゲット層へのアプローチに強いのも特徴です。

■3つの紙販促(ポスティング、新聞折込、ダイレクトメール)の違い

主な紙販促の手段として「ポスティング」「新聞折込」「ダイレクトメール(紙DM)」の3つが挙げられます。
それぞれの特徴を理解し、使い分けることで、より効果的な集客を実現できます。

          
手法
 
        
特徴
  

ターゲット
ポスティング指定地域のポストにチラシを投函。
地域密着型で新規顧客獲得に強い。
特定の範囲の地域住民
新規顧客向け
新聞折込新聞にチラシを折り込んで配布。
信頼性が高く新聞を購読する層へリーチ
することが可能。
新聞購読層
新規顧客向け
ダイレクトメール
(紙DM)
個別の宛先リストに基づき、
パーソナライズされたメッセージを送付。
既存顧客の関係強化に最適。
宛先情報を保有している
既存顧客向け

2.ポスティングの特徴と活用法

ポスティングの特徴

ポスティングは、サービスを訴求したい地域のポストにチラシを投函する手法です。
特定の地域に集中的にアプローチできるため、地域密着型の店舗や、サービスの宣伝に最適な販促手段です。

≪ポスティングのメリット≫

・地域密着型の広告
 訴求したいサービスの特性に応じた商圏(地域)を狙ってアプローチが可能
・低コストで実施可能
 他の広告手法と比較して低コストから始められる。
・顧客リスト不要
 宛先リストがなくても実施でき、特に新規顧客獲得に効果を発揮する。

≪ポスティングのデメリット≫

・配布エリア選定の重要性
 配布エリアを適切に選定しないと、無駄なコストが発生する可能性がある。
・配布エリアの制限
 特に人口密度の低い地域はポスティング要員が調達できず、配布できない地域が多くなる、
 もしくは配布単価が高くなる傾向がある。
・クレームの可能性
 配布禁止物件に誤ってポスティングをすると、クレームが発生する可能性が高くなる。
・反応率の低さ
 内容を読まずにそのまま捨てられてしまうこともある。

≪ポスティングの最適な活用シーン≫

・地域密着型の店舗
 不動産、フィットネスクラブ、飲食店、美容室など、地元顧客をターゲットにしたビジネスに最適。
・新規オープンの告知
 新しい店舗のオープンやリニューアル情報を、店舗周辺の住民に効率的に訴求

ポスティングは、狙った地域のターゲット層へアプローチできるため、特定地域での新規顧客の獲得が期待できます。

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3.新聞折込の特徴と活用法

■新聞折込の特徴

新聞折込は、新聞配達時にチラシを挟みこんで配布する手法です。
新聞購読層に直接アプローチができるため、特定のターゲット層に対して効果的な手段となります。

≪新聞折込のメリット≫

・閲覧率が高い
 新聞は一度家に持ち込まれるため、集合ポストで廃棄される可能性のあるポスティングよりも、目に触れる可能性が高い。
・低コストで実施可能
 ポスティングが高額になる人口密度の低い地域も、比較的安価に実施できる場合がある。
・幅広い年齢層へのアプローチ
 シニア層を含む、幅広い年齢層に訴求ができる。

≪新聞折込のデメリット≫

・ターゲティングの精度が限定的
 新聞購読者にしか届かないため、ポスティングと比べてターゲットが限定的になる。
・新聞購読者の減少
 新聞の購読数が年々減少しているため、狙ったターゲットに必ずしも届かない可能性がある。

≪新聞折込の最適な活用シーン≫

・全国的なブランドや大規模なセール告知
 多くの人に情報を届けたい場合に効果的。
・特定の属性向けターゲット広告
 高齢者向けの商品やサービスなど、新聞購読者層に合わせた広告展開が有効。

2023年時点では、新聞購読者層のうち50代~70代が全体の半数を占めている。
参照元:新聞オーディエンス調査365 PR資料|新聞広告データアーカイブ

新聞折込は、信頼性の高い手法として、限定的なターゲット層に対して有効な販促手段です。


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4.ダイレクトメール(紙DM)の特徴と活用法

■ダイレクトメール(紙DM)の特徴

ダイレクトメール(紙DM)は、特定のターゲットへ向けて、封筒、ハガキなどを個別に送付する手法です。
顧客リストや購入履歴を活用し、顧客ひとりひとりにパーソナライズされたメッセージを届けることで、反応率が高まり、商品の購入やサービスの利用を促進できます。

≪ダイレクトメールのメリット≫

・ターゲットを絞ったアプローチ
 顧客の属性や行動履歴に基づき、最適なターゲットに向けたメッセージの送付ができる。
・高い開封率
 封筒やハガキを宛先付きで送るため、顧客自身が開封・確認する事が多く、他の手法に比べて
 反応率が高い傾向にある。
・顧客との関係強化
 パーソナライズされた内容を送付できるため、より深い信頼関係を築ける効果がある。

≪ダイレクトメールのデメリット≫

・コストが高め
 2024年10月には郵便料金の値上げもあり、他の紙施策と比較すると高コストになる傾向がある。
・顧客リストの精度が重要
 送付するターゲットの選定を誤ると効果が薄れ、コストの無駄につながる可能性がある。

≪ダイレクトメールの最適な活用シーン≫

顧客リストを活用する
 過去の購入履歴をもとに、既存顧客へ再購入や関連商品の購入を促すメッセージを送ると効果的。
・定期的なフォローアップ
 限定キャンペーンや特典を案内することで、より顧客に特別感を持ってもらいやすくなる。
・新商品やパーソナライズされたキャンペーン
 誕生日や記念日などに合わせたメッセージや、新商品の案内を行うことで、顧客の関心を引きやすく
 なる。
・通知物
 必ず紙で送る必要がある通知物(例:試験における受験番号案内、督促状等の債務関係、法令上書面
 での通知を必要とするもの等)にも適している。

ダイレクトメール(紙DM)は、顧客一人ひとりに合わせた内容を届けることで、強力な関係構築ツールとなります。特に、既存顧客の維持やリピーター獲得に有効な販促手段です。


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5.各施策のコストパフォーマンス比較

紙販促施策を検討する際には、コストパフォーマンスも重要な判断基準となります。
ポスティング、新聞折込、ダイレクトメール(紙DM)の費用感を以下で比較してみましょう。

       
施策
    
印刷費
   
配布・発送費
      
平均反応率※1
      
平均反応
単価 ※2 
  
 注意点  
ポスティング2.5円~4.0円~0.1~0.3%@6,500円エリア選定が重要。
ターゲット層から離れていると、読まれずにその場で破棄される可能性が高い
新聞折込2.5円~3.5円~0.01%~1.0%@60,000円新聞購読者の減少により、
ターゲット層に届かない
リスクがある。
ダイレクトメール(紙DM)44円~85円~5.0~8.0%@2,600円宛名リストが必要になる。
反応率は高いが、郵便料金の値上げもありコストは
やや高め。

※反応率:配布したチラシや、発送した紙DMの総数に対して、どれだけの反応があったかを示す数値
※平均反応単価(円):10,000部送付した場合の費用総額/行動を起こした顧客数(10,000部×平均反応率(%))

ポスティングは費用感が低く、広範囲に配布が可能。
新聞折込も費用感にあまり差はないが、地方などの場所によってはポスティングより費用が抑えられる場合もある。
ダイレクトメール(紙DM)は費用感は少し高めだが、特定のターゲットに届きやすいため、結果コスパが良い場合もある。

6. おすすめの使い分け事例とまとめ

■最適な手法を選ぶために

紙販促施策を成功させるために、弊社での活用事例を以下にご紹介いたします。

・ポスティング 小売店舗様
(要望)アルバイト求人を出したい。
(課題)店舗に通える近隣住民に効率的に求人情報を配布したい。
    募集したいターゲットが、新聞を読まない若年層である、
(効果)求めていた若年層の人材の応募があった。

新聞折込(+ポスティング)コンビニエンスストア様
(要望)新店のオープン情報を地域住民に告知したい。
(課題)郊外・離島などのエリアの店舗では、ポスティングだと費用が高い。
    ポスティング不可エリアを新聞折込でカバーしたい
(効果)新聞折込を併用することで、コストの削減に繋がった。
    配布できる範囲が広くなった。

・ダイレクトメール(紙DM) レジャー施設ポータルサイト運営会社様
(要望)自社のポータルサイトに登録してくれる新規顧客を獲得したい。
    宛先のリストはあるため、紙DMを使った集客を試してみたい。
(課題)オンライン広告だけで集客を行っていたが、費用に見合った反応が取れていない。
(効果)紙DMも併用することで、反応率が大幅に上がった。
    現在はオンライン広告を停止し、紙DMのみで集客ができるようになり、結果的に
    費用削減にも繋がった。

今すぐ実践するためのまとめの4ステップ

STEP1:目的を明確にする
    例:新規オープンの告知、セール情報の拡散、リピーター獲得など

STEP2:配布媒体を決める
    目的に応じて、どの媒体(ポスティング、新聞折込、ダイレクトメール)を使用するかを
    決める

STEP3:ターゲット層を設定する
    配布エリアや顧客リストを見直し、施策ごとに最適なターゲットを絞り込む

STEP4:実際に業者へ依頼してみる
    自社のみで紙媒体の販促を行う場合、結果として費用が高くなる可能性があるため、
    専門の配布業者へ依頼するのがおすすめ

目的、ターゲット層、予算に応じた紙施策を柔軟に使い分けることで、集客効果を最大化し、売上アップに直結させることができます。

今回の記事でご紹介した紙媒体のメリットを生かし、新しい紙の販促施策をぜひ取り入れてみましょう!


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・ネットで完結
 見積もりから注文まで、すべてオンライン上で対応可能。
・高精度なターゲティング
 国税調査データや地理情報等をもとに、年齢・性別・物件の形状や築年数など、より詳しい条件で
 ターゲティングが可能
・コストパフォーマンス
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