請求書印刷を外注するときのチェックポイント7選|信頼できる業者選びのコツ

企業活動において、請求書や通知書の印刷・発送業務は、毎月発生する重要かつ煩雑な業務のひとつです。内容に誤りがあればお客様との信頼関係に影響し、納期が遅れれば業務全体に支障をきたすこともあります。

こうした業務を専門の外注先に任せる企業が増えている背景には、「正確さ」「効率化」「人手不足への対応」といった複数の理由があります。

本記事では、請求書印刷を外注する際に絶対に確認すべき7つのポイントを、年間1億通以上の通知書処理実績を持つ企業の視点からご紹介します。価格だけで判断せず、ミスなく安全に進めるために必要な基準を理解しておきましょう。

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請求書印刷を外注する企業が増えている理由

ここ数年、多くの企業が請求書印刷業務をアウトソース(外注)するようになっています。主な理由は以下の通りです。

  • 社内リソースの限界(人手不足、専門知識不足)
  • ヒューマンエラーの防止
  • コア業務への集中
  • 発送までを一貫対応できる専門業者の存在

特に月末・月初に集中する請求書業務は、業務負荷が非常に高いため、プロに任せることで大幅な効率化が図れるとされています。

実際に当社で多くの企業様のご支援をさせていただいている中から、介護事業者様の請求書郵送業務の事例をご紹介します。

当介護事業者様では、従来は封書による内製対応をされていましたが、費用負担や人的リソースの確保に課題を感じておられました。

そこで当社が業務設計から見直し、圧着はがき形式へ変更することによって、コストを約22%、作業工数を約93%削減。限られた人員でも、安定した運用を実現できるようになりました。

このように、専門会社の知見を活用することでコスト面・人材面の両方で大きなメリットが得られるのも、アウトソーシングが注目される理由のひとつです。

外注におけるリスクとよくあるトラブル

一方で、外部に業務を任せるからこそ発生するトラブルやリスクにも十分な注意が必要です。

たとえば、次のようなトラブルが実際に報告されています。

  • 宛名ミスや内容違いなどの誤印刷
  • 納期遅延
  • 個人情報の漏洩
  • 本来とは異なる書類の同封(封入ミス)
  • 社内確認の不足による誤送付

これらのミスは、単なる作業上の問題にとどまらず、顧客との信頼関係を損ない、企業の信用失墜につながる恐れがあります。 さらに、外注にともなうリスクには以下のような運用・体制面の課題も含まれます。

  • 外注先の管理体制が不透明で、トラブル発生時の責任の所在があいまい
  • 修正指示や納品条件などが伝わりづらく、対応のズレが発生
  • 自社特有のフォーマットや運用フローに対応してもらえないなど、柔軟性に欠けるケース

特に請求書は、企業名・住所・金額などの重要な個人情報・機密情報を含むため、ミスや情報漏えいのリスクは重大です。

外注先を選ぶ際には、単なるコスト比較だけでなく、実績・セキュリティ体制・柔軟な対応力など、総合的な信頼性を慎重に見極めることが不可欠です。

外注先を選ぶときに見るべき7つのポイント

外注による失敗を防ぐには、信頼できるパートナーを見極めることが重要です。ここでは、外注先選びのチェックポイントを7つにまとめました。

1. セキュリティ体制

請求書には氏名・住所・金額などの個人情報や機密情報が含まれます。そのため、セキュリティ体制は最重要項目といえます。

  • ISMSやPマークなどの認証取得
  • 社員教育、入退室管理、サーバー管理
  • データの受け渡し方法(暗号化の有無)

外注先を選ぶ際は、これらの仕組みだけでなく、過去に情報漏洩などの事故を起こしていないか、また、万が一トラブルがあった際にどのように対応しているかにも注目するとよいでしょう。信頼性の高い業者ほど、セキュリティ対策に対して具体的かつ継続的な取り組みを行っている傾向があります。

2. 業務実績・取引企業の種類

外注先の過去の実績や対応業種も信頼性を判断する重要な指標です。

  • 同業他社への対応経験があるか
  • 業種特有のフローや帳票に精通しているか
  • 年間の取り扱い件数・発行枚数

たとえば、年間で億単位の帳票を扱っている業者や、製造・小売・金融・自治体など幅広い分野に対応している業者であれば、特殊な要件にも柔軟に対応できるノウハウがあると考えられます。

3. データ入稿から発送までの対応フロー

請求書印刷は、単に印刷するだけでなく、データ処理 → 印刷 → 封入 → 発送まで一貫して対応できる体制が重要です。

  • 入稿形式の柔軟性(CSV、PDFなど)
  • 誤データの自動検知、事前チェック機能
  • 発送履歴のトレースやレポート機能

社内の業務フローに合わせて、スムーズな連携が取れる業者を選びましょう。

4. 品質管理と印刷精度

請求書は企業の「顔」。印字のズレやかすれなどがあると、企業イメージを損ねかねません。

  • 高精度なオンデマンド印刷機の使用
  • 定期的な印刷テストと保守点検
  • 封入・封緘のカメラチェックなどの自動検査機能

品質管理にどこまで力を入れているかを確認することが大切です。

5. 仕様対応力・柔軟性

「請求書+販促チラシの同封」「自社独自のフォーマットを使用」「特定の宛先には別フォーマットで送付」など、企業によって仕様は千差万別です。

  • 帳票のカスタマイズ対応
  • 封筒サイズや同封物の指定
  • 分納・分割発送などのイレギュラー対応

こうした柔軟なカスタマイズ対応ができるかどうかは、実際の業務で非常に大きな差を生みます。

6. 納期・生産体制

特に月末などの繁忙期に対応できるかは重要です。大量発注や短納期にも対応できる業者を選ぶことで、社内のスケジュール調整がスムーズになります。

  • 複数ラインによる同時印刷や高速印刷機材によるスピード印刷体制
  • 万一の際のバックアップ機材の整備
  • 発送代行会社との連携体制

7. サポート・対応姿勢

最後に、担当者の対応力も見逃せません。

  • 導入前の丁寧なヒアリング・提案力
  • 導入後のフォローアップ
  • 万が一のトラブル時の迅速な対応

メールのレスポンスが遅かったり、相談してもマニュアル的な対応しか返ってこない業者は避けるのが無難です。

まとめ:外注は「価格」だけではなく「信頼性・安全性」で選ぶ

請求書印刷の外注は、単に「見積金額が安いから」という理由だけで判断すると、思わぬトラブルを招くことがあります。 請求書は、企業の信用そのもの。だからこそ、「納期」「品質」「対応力」「セキュリティ」など総合的な視点で外注先を選ぶことが大切です。

株式会社KDCでは、1990年から請求書・通知書BPO業務を行っており、年間1億3千万枚以上の実績と、35年間個人情報関連事故なしのセキュリティ体制を誇り、これまで多くのお客様にご信頼をいただいております。

「どの業者に頼めばいいか迷っている」「今の業者に少し不安がある」とお感じの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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