オンラインとオフラインを使い分け!効果的な販促施策と相乗効果のポイント

ポスティング
資料ダウンロードはこちら

1.はじめに

現代のマーケティング活動では、ネット広告やSNSを活用したオンライン施策と、ポスティング、新聞折込、ダイレクトメール(紙DM)といった紙媒体を使ったオフライン施策を効果的に組み合わせることが成功のカギとなります。

【オンライン施策】
WEB広告(リスティング広告・ディスプレイ広告)、メルマガ、SNS運用 など

【オフライン施策】
ポスティング、新聞折込、ダイレクトメール(紙DM)など

今回はオンラインとオフラインの特性と活用方法、そして両者の相乗効果を得るためのポイントについて解説します。

2.オンラインとオフラインの違いを比較

オンラインとオフラインの施策、それぞれにメリット・デメリットがあります。
ここでは、両者の違いを項目ごとに分けてわかりやすく比較してみましょう。

【オンライン施策とオフライン施策の比較一覧】

①  ターゲティングの精度

WEB広告はターゲティングがしやすく、特定の層にピンポイントで配信できます。
一方、ポスティングや新聞折込は指定の地域にまんべんなく配布されるため、細かいターゲティングは難しくなります。

 リーチ範囲

WEB広告やポスティング、新聞折込は広範囲にリーチが可能です。
メルマガやDMは宛先リストの規模にもよりますが、限定的ではあります。
SNSはフォロワー数などに依存するため、リーチ範囲としては狭くなる場合もあります。

 機動性

WEB広告、メルマガ、SNSはオンライン上で即時配信できるため機動性は高いです。
一方、ポスティングや新聞折込、DMは印刷・発送が必要なため、実施までにどうしても時間がかかってしまいます。

 保存性

WEB広告、メルマガ、SNSなどは、流し読みをされる可能性もあるため、その場でブックマークなどを行わないと保存性は低くなります。
対して、ポスティングや新聞折込、DMは紙媒体であるため、手元に残りやすく、保存性が高いと言えます。

 情報量

WEB広告やメルマガはテキストや画像、動画を活用でき、掲載できる情報量は多くなります。
SNSは文字数がプラットフォームに依存し、長文は読まれにくい傾向にあります。
オフライン施策は紙面サイズに制限されるため、掲載できる情報量は限られています。

 拡散性

SNSはシェアやリツイートで拡散されやすく、拡散性が高く、WEB広告やメルマガは特性上、拡散性は低めです。
オフライン施策では、家族や友人を通じた口コミも期待できますが、オンライン施策のような大規模な拡散は難しいです。

 コスト

WEB広告は1回の配信では成果は出づらく、継続的な運用が必要なため、トータルで考えると高額になりやすいです。
対して、ポスティングや新聞折込は配布する地域によって変動しますが、特定の地域を狙う場合にはコストが抑えられる場合もあります。
また、メルマガやSNSは無料で使えるプラットフォームも多いため、他施策とうまく併用するのがおすすめです。

 分析のしやすさ

WEB広告、メルマガ、SNSはクリック数や閲覧データをすぐに分析できるため、効果測定が行いやすい媒体です。
一方、ポスティングや新聞折込、DMは直接的なデータ収集が難しく、効果測定を行うには時間がかってしまうこともあります。

3.目的別オンラインとオフラインの活用法

前項のオンライン・オフライン施策の特性を参考にした上で、実際の目的ごとに、どの媒体を活用したら良いかをさらに解説していきます。

■認知拡大を目的とする場合

オンライン施策
SNSや検索エンジンを活用して短期間で広範囲に情報を届けられる。

≪活用例≫リニューアルオープンするカフェ
SNS広告で「新装開店割引期間、クーポン」等を告知し、地域内のユーザーにターゲティング配信。広告を見たユーザーが簡単に予約できるリンクも用意する。

オフライン施策
ポスティングや新聞折込で、特定地域の住民に届けられる。

≪活用例≫新規オープンする飲食店
オープン前に店舗周辺の住宅に「新規オープンのお知らせ」をポスティング。「オープニング割引」「クーポン付きメニュー」などの情報を掲載し、来店を促進する。

購入意欲を高める場合

オンライン施策
若年層がターゲット層の場合、WEB検索時に表示される広告(ディスプレイ広告)や特定のSNSを活用し、購買意欲を高める。

≪活用例≫ファッションブランドサイト
公式サイトに実際に自社商品を着用している画像を掲載し、さらにターゲット層がよく利用するSNS向けに「オンライン限定クーポン」の提供を広め、購入意欲を促進。

オフライン施策
ポスティングや紙DMが手元に残ることで購買意欲を刺激する。限定感を演出するメッセージやクーポンを組み込むと効果が高まる。

≪活用例≫家電量販店
「季節限定セール」のダイレクトメール(紙DM)を送付。紙DMには店舗でのみ利用可能な割引クーポンを付け、来店を促す。クーポンには利用期限を設けて行動喚起率を上げる。

■ターゲット層ごとの使い分け

オンライン施策

・デジタルに親しんでいる層
SNS広告や動画広告など、オンライン施策が適している。クリック一つで購入や問い合わせに誘導できるため、行動喚起がしやすい。

≪活用例≫フィットネスクラブ
若年層向けのサービスのためInstagram広告を利用し、トライアルプランの申込ページに誘導する。動画を活用してジム設備やレッスンの雰囲気をリアルに伝える。

オフライン施策

・デジタルに不慣れな層
高齢者や地域密着型の顧客には、新聞折込やポスティングなどのオフライン施策が効果を発揮。視覚的にわかりやすい紙媒体が信頼感を生む。

≪活用例≫
地域のスーパーマーケット
高齢者向けに、新聞折込で「シニアデーの特別割引」を告知。折込チラシには商品写真や割引内容を大きく掲載し、わかりやすさを重視する。

■短期間で効果を上げたい場合

オンライン広告
即時性が求められるキャンペーンに向いている。

≪活用例≫化粧品メーカー
新作コスメの発売日に合わせ、リスティング広告(検索キーワードに連動して表示される広告)や、SNS広告を展開。広告では「先着100名限定のプレゼントキャンペーン」を告知し、購入ページへの誘導を強化。

■中長期的な接触を狙う場合

オフライン広告
保存性の高い紙媒体を活用することで、情報をじっくりと読んでもらう機会を作れる。季節ごとのチラシ配布や紙DMの送付で、顧客との定期的な接触を維持ができる。

≪活用例≫自動車ディーラー
定期的に地域の顧客にダイレクトメールを送付。新車情報や試乗キャンペーンを案内し、継続的な接触を図る。

4.オンラインとオフラインの相乗効果を得る方法

オンラインでの収集データをオフラインで活用

オンラインで得たデータをオフライン施策に反映させることで、より精度の高いターゲティングが可能になります。
たとえば、WEBサイトの訪問者データをもとに特定の地域にポスティングを行うことで、効率的にターゲットにアプローチができます。

オフラインとオフラインの相互活用

ポスティングやDMに「オンライン限定クーポン」やQRコードを記載することで、WEBサイトやSNSへの誘導を図ります。
逆に、オンライン広告からオフラインのイベントへの集客を促す手法も効果的です。
このように相互補完的に活用することで、顧客接点をさらに広げられます。

ブランドメッセージの一貫性

オンラインとオフラインで異なるアプローチをとる場合でも、ロゴや色彩、キャッチコピーなど、ブランドイメージに統一感を持たせることが重要です。
特にオフラインの紙施策、ポスティング・新聞折込・ダイレクトメール(紙DM)を行う際に作成するチラシやハガキのデザインを一貫することで、信頼感を生み、認知向上につながります。

5.集客フェーズごとの施策に使い分け

集客フェーズごと(認知→リード獲得→リピート)で、オンラインとオフライン施策の中でも効果的な施策が変わってきます。
(例)オンライン施策の中でも、認知のフェーズではWEB広告が効果的だが、リピートのフェーズではメルマガの方が効果的

※水色:オンライン施策
※オレンジ色:オフライン施策

6.まとめ

オンラインとオフラインの販促施策にはそれぞれ異なる強みがありますが、両方を組み合わせることでより大きな効果を生み出せます。

ターゲット層やキャンペーンの目的に応じて使い分けつつ、統合的に活用することで、効果的でバランスの取れた販促が実現します。

どの施策を行うか迷ったときは、ぜひ一度専門業者へ相談してみましょう!


「Post0」は、ポスティング・新聞折込・紙DMのオフライン施策をより効率的に実施できるサービスです。

国税調査データや地理情報等をもとに、年齢・性別・物件の形状や築年数など、より詳しい条件でターゲティングが可能。
限られた予算内でも実施できるよう、配布地域や部数をご提案いたします。

▼ポスティング・新聞折込のお見積りはコチラから

全国対応!ポスティング・新聞折込・紙DMなら「Post0」

キーワードから検索