寒中見舞いとは、お正月の期間である「松の内」が明けてから「立春」の前日までに届ける挨拶状です。松の内が何日までかは地域によって異なるものの、概ね1月8日以降の挨拶状となるのが一般的です。
本記事ではどのようなシチュエーションで寒中見舞いを出すのか、また文例や受け取ったときの対応法についても解説します。
この記事のポイントまとめ
- 寒中見舞いは1月8日頃~「立春」の前日までに届けるのが一般的
- 寒中見舞いには相手を気遣う言葉と挨拶を含める
- 相手や自身が喪中で年賀状を出せなかった場合に送ることも
- 年賀状を出しそびれたときに出すこともできる
寒中見舞いとは?
寒中見舞いとは、松の内が明けてから立春までに出す季節の挨拶状のことです。いつもお世話になっている方や長く連絡していない方などに、はがきを送るのが一般的です。
寒中見舞いを出す時期
地域によっても異なりますが、松の内とは1月7日までを指すことが一般的です。関西地方では1月10日まで、あるいは1月15日までを指すこともあります。立春は年によって異なりますが2月4日あたりであることが多く、つまりは正月明けから春節分までの挨拶状が寒中見舞いであるといえます。
そのため、寒中見舞いは1月8日~2月3日頃まで、もしくは1月16日~2月3日頃までに出すようにしましょう。
プライベートまたはビジネスにおける寒中見舞いの例文
寒中見舞いの形式は特に決まってはいませんが、寒中見舞いであることがわかる言葉と相手を気遣う言葉、締めの挨拶文の3つの要素を含めるようにしましょう。書き方を例文で紹介します。
<プライベートの寒中見舞い>
寒中お見舞い申し上げます
皆さまにおかれましては お変わりなくお過ごしのことと 心よりお喜び申し上げます
今年は例年よりも厳しい寒さが続いていますので どうぞご自愛くださいませ
<ビジネスの寒中見舞い>
寒中お見舞い申し上げます
寒さが厳しい折 皆様におかれましてはお変わりなくお過ごしでしょうか
平素より貴社には格別なお引き立てを賜り 御礼申し上げます
まだまだ寒さが続きますが 皆様のご健康とますますのご発展を心よりお祈り申し上げます
寒中見舞いを出すシチュエーション
寒中見舞いを出すシチュエーションは、次の3つが一般的です。
- 喪中の場合に年賀状に代わるものとして(相手・自身とも)
- 年賀状を出しそびれたときに
- 近況を伝えたいときに
それぞれのシチュエーションについて解説します。
喪中の方に
送る相手もしくは自身が喪中の場合には年賀状を出し控えることもあります。しかし例年通り挨拶状を出したい場合や、相手に近況伺いをしたいといったケースでは年賀状に代わるものとして寒中見舞いを出すことがあります。季節と用途に合い、なおかつ礼にかなった寒中見舞いで気持ちを伝えましょう。
年賀状を出しそびれたときに
こちらからは賀状を出していない方から、年賀状を受け取ることもあるでしょう。そのようなときは、少し時期をずらして寒中見舞いとして返信を送ることもできます。
近況を伝えたいときに
子どもが志望校に合格したとき、あるいは長く会っていない親戚や友人のことが気にかかるときなどは、近況報告として寒中見舞いを送るのも有効です。季節感があり、なおかつ「見舞い」という相手のことを気遣う体裁の挨拶状であるため、こうした場合に適切な機会であるといえるでしょう。
寒中見舞いで気持ちを伝えよう
1月、2月は一年で一番寒い時期です。寒中見舞いを送ることで、相手を気遣う気持ちを伝えてみるのはいかがでしょう。きっと温かい気持ちを届けることができるのではないでしょうか。
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