紙のダイレクトメール(以下「DM」)を初めて送る顧客とはまだ関係性ができあがっていない分、挨拶文はとくに慎重に検討したいものですね。
本記事ではDMを初めて送る顧客へ、好感をもって読んでもらえるような挨拶文を書くコツをご紹介します。
この記事のポイントまとめ
- 初めてDMを送る顧客への挨拶文は関係性重視か、季節の変化に関連した書き方がおすすめ
- 初めてDMを送る顧客に「いつもお世話になっております」とは書かないこと
- DMを初めて送る顧客への挨拶文5つのコツ
DMを初めて送る顧客への挨拶文の例
DMを受け取る人によっては、その内容を読むことなく捨ててしまうというケースもあるかもしれません。なるべく中身を読んでもらい反響をもらえるようにするためには、はじめに目に付きやすい挨拶文で興味を引くことが重要なポイントです。
初めて送る顧客へは関係性を重視した挨拶文か、季節の変化に関連した挨拶文の書き方がおすすめです。それでは、挨拶文の例をチェックしていきましょう。
顧客との関係性を重視した挨拶文の例
初めて送るDMには、新規の顧客開拓を目的としたものと、商品やサービスを初めて利用していただいた顧客に対してのフォローとリピート促進を目的として送るケースが考えられますが、本記事では主に後者の例を想定します。
顧客との関係性を重視した挨拶文とはいっても、初めてDMを送る場合にはまだ双方の関係性ができあがっていないと考えられます。この状態で「いつもお世話になっております」と挨拶しても、ただの定型文という印象はぬぐえません。
「突然のご連絡、失礼いたします」など、相手への配慮が感じられる一文を入れるといいでしょう。
季節の変化に関連した挨拶文の例
春夏秋冬の時候の挨拶やイベントごとなど、季節の変化に関連した挨拶文も、初めて送るDMにおすすめします。季節の変化に関する挨拶文は、以下のとおりです。
<時候の挨拶>
- 梅雨も明け、青空が眩しい季節になってまいりました。
- 年末を迎え、ご多忙のことと存じます。
- まだまだ寒さも厳しいようですが、いかがお過ごしでしょうか。
<季節のイベント>
- 新入学応援!この時期だけの特別セールをおこなっています。
- さわやかな秋晴れの日が続いております。行楽シーズンにぴったりな〇〇をご用意しました。
DMを初めて送る顧客への挨拶文のコツ5つ
先述のとおり、初めてDMを送る顧客に対しては、目に付きやすい挨拶文が重要です。初めて送る顧客への挨拶文には、以下のコツを活用しましょう。
- 自分事として受け取ってもらえる文章にする
- セールスは前面に押し出さない
- 礼儀正しい挨拶文にする
- バリアブル印刷で特別感を演出する
- “追伸”を効果的な内容にする
それぞれのコツを解説します。
1.自分事として受け取ってもらえる文章にする
DMは、自分事として受け取ってもらえるような文章にすることがポイントです。自分に向けて書かれていると読んだ相手に認識してもらえるように、当事者意識を喚起する文章にしましょう。「○○さまは〇〇にお悩みではありませんか?」など、読み手であるお客様の個人名を文章の主語にするのが効果的です。
また、不特定多数へのDMではなく自分に関係あるものだと感じられる文章にするのもポイントです。「資料請求していただいた方だけに」など、特定の方にしか送られていないことを書くと、自分のために送られたものだと感じてもらいやすいでしょう。
2.セールス感は前面に押し出さない
基本的に、人間は売り込まれることを嫌うといわれています。急に売り込まれたと感じて内容を読まずに捨てられないように、セールスを前面に押し出さない表現をしましょう。
いきなり商品やサービスの売り込みをするのではなく、「暑い季節になりましたが」などの季節感のある話や地域の話題などを取り入れて共感を呼ぶのがおすすめです。季節に関する体調変化を気遣う言葉を入れると、顧客を大切にする姿勢を表現できます。
3.礼儀正しい挨拶文にする
初めて送るDMは、顧客から見ると「突然送られてきた」と感じてしまいやすいため、礼儀正しく丁寧な挨拶文が必須です。しかし丁寧にとはいっても、悠長な挨拶をしてしまうと興味を引けずにそのまま捨てられてしまいかねないためバランスが重要です。
また、はがきではなく封筒に入れるのであれば、送付状を添えるのもいいでしょう。この場合は挨拶文を送付状に記載します。
4.バリアブル印刷で特別感を演出する
バリアブル印刷で特別感を演出するのもおすすめです。バリアブル印刷とは、1件ずつすべて異なる内容を印刷する技術のことを指します。
特別感を伝えるためには「自分宛てにピンポイントで送ってもらった」と感じてもらえるかどうかが重要です。バリアブル印刷で「〇〇様に喜んでいただけるように……」などと書くことで、特別感を演出できます。
「バリアブル印刷」の詳細は、以下の記事を参考にしてください。
5.“追伸”を効果的な内容にする
DMでは、はじめに目にする挨拶文だけではなく、最後に見ることになる追伸の部分も重要です。手紙でとくに印象に残る部分は最後の追伸だといわれており、これを効果的な内容にできると、読み手の行動の後押しにつながります。
本記事で紹介したDMのメリットや特別感をあらためて伝え、顧客の購買意欲を刺激しましょう。
DMを初めて送る顧客へ効果的な挨拶文を!
DMを初めて送る顧客は関係性ができあがっていない分、「いつもお世話になっております」とは書かないことなど、挨拶文から慎重に検討するべきことを解説しました。
なかにはDMの内容を読まずに捨ててしまうケースもあるため、なるべく中身を読んでもらえるように、はじめに目に付きやすい挨拶文で興味を引くようにしましょう。
初めてDMを送る顧客へは新たな関係性を構築していくことを願う挨拶文や、季節の変化に関連した自然な挨拶文がおすすめです。上記5つのコツも参考にして、ぜひDMの内容を工夫してみてください。
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