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セミナーレポート:「第2回 メディア特性を活かした来店施策」でお伝えしたことは、店舗を開業するときにも有効な手段

渡部知記

合同会社MaP design
Digital & Marketing Architect
渡部知記

この記事は、2022年2月9日(水)「デジタルだけでは届かない、DMでお客様をグッと引き寄せる方法 ―メディア特性を活かした来店施策―」のセミナーレポートとして、執筆させていただきます。

1.メディアを活用した来店施策

今回のセミナーでは、前回の「デジタルだけでは届かない、DMでお客様をグッと引き寄せる方法」の2回目として、メディア特性を活かした来店施策についてお話しさせていただきました。

昨今のデジタルの浸透によって、実店舗オーナー様もネット広告やSNSの活用を検討、もしくは利用されていることと思います。ですが、中々成果に繋がらない、またはコストが高くついてしまうなどの様々な問題に直面しているのではないでしょうか。

今回のセミナーを企画したのは、実店舗を経営されているオーナー様にとって、デジタルよりもアナログなメディアを活用する方が、集客に繋げるには近道だからです。

商圏が限られている店舗ビジネスにおいては、インターネットよりもチラシやDMの方が効率的に来店施策が打てる。そのことを政府統計の総合窓口e-Statを使い、商圏を分析した上で、チラシの配布金額の見積もり、集客予想からのコスト/利益分析を行い、どのように利活用すべきなのかを整理し、お伝えいたしました。

ご興味のある方は、OCLのウェブサイトよりダウンロードしてご覧ください。

▼ダウンロードはこちらから

https://ocl-dm.com/webinar_thankyou

※ダウンロードには、OCL会員への登録(無料)が必要です

また、来店されたお客様にリピートしていただくために、DMを使った施策を実施した場合の集客予想、コスト/利益分析を弾き出し、店舗におけるメディアの価値を示しました。

このメディアの価値の測り方は、ダウンロードファイルの中にあるExcelを開いていただき、チラシの枚数や費用、客単価や来店率を自店に合わせて修正して頂ければ、シミュレーションできるようになっていますので、こちらもご活用ください。

今回のデモでお見せしたように、だれでも簡単に商圏を分析し、プロモーションの予算を策定することができます。ただし、シミュレーションなので、施策を実施したときに同様の結果が得られるとは限りません。ですが、予算が明確になり、施策実施におけるリスクが分かれば、少しずつでも前に進めていけるのではないでしょうか。

2.店舗を開業したい方にも効果的

セミナーでは、既存店舗を例にして、集客施策をご紹介しておりますが、新規開業される店舗であっても、そのまま活用することができます。

既存店舗の場合と、新規開店する店舗の違いは、顧客リストを持っているか持っていないかの違いでしかありません。

DMは、新規顧客の集客はできませんので、チラシを使って新規のお客さまを集客し、DMで継続利用いただくための流れを作っていきます。

ただし、新規開店の場合は、その地域における知名度がゼロですので、チラシの打ち出し方も「お客さまに知ってもらう」ということに注力し、打ち出すメッセージや構成を決めていくことが大事です。

どのようなDMが良いのか、という点については、お客さまが初めてのお店に来店するときの心理状態を考えていただきたいのです。スターバックスコーヒーのような有名なチェーン店でない限り、新しくオープンしたお店が、どのようなお店なのか、どのようなサービスを受けられるのか、どのような雰囲気なのか、どのくらいの価格帯なのか、様々な不安があるのです。

ですので、お客さまが新規店舗に来店いただくときの高いハードルを可能な限り下げることが、プロモーションを行う上で最も重要なポイントとなります。

この点に気を付けていただければ、既存店舗であれ、新規開店する店舗であれ、これらのメディアの活用法は全く同じです。セミナーのデモでお見せした内容に沿って、貴店のプロモーションを計画し実施し、その結果から改善を試みてください。

施策を続けていくことで、成功パターン、失敗パターンが見えてきますし、少しずつ始めていただくことでリスクも最小限にすることができます。

その上で、プラスアルファとしてデジタル施策を加えていくと、より高い成果につなげていくことが可能です。最初からデジタルで実施しても構いませんが、デジタルに精通していない場合は、アナログのツールを活用して売上を確保してからデジタルの施策を実施することをお勧めいたします。

3.次回のセミナーについて

前回のセミナーでは、新規顧客の獲得から、リピートしていただくための施策をお伝えいたしましたので、次回は、休眠顧客を掘り起こし、成果につなげていくには、どのように進めていけばいいのか。

また、休眠顧客を掘り起こすためのDMは、どのような構成にすればいいのかをDMの紙面を作りながらのデモをお見せしたいと思いますので、ご期待いただければ幸いです。

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