ジオターゲティング広告の費用はいくら?料金相場・課金方式・予算の考え方を解説

広告
 
ジオターゲティング広告 費用はいくら?

「ジオターゲティング広告をやってみたいけれど、いくらくらいかかるの?」

店舗集客や販促を担当している方にとって、導入前に気になるのが費用ではないでしょうか。

ジオターゲティング広告の料金は一律ではありません。広告媒体や課金方式だけでなく、配信するエリア、ターゲット、配信量、位置情報の使い方などによって大きく変わります。

公開されている情報では、クリック課金で1クリック数十円~数百円、インプレッション課金では1,000回表示あたり数百円程度といった記載が見られます。また、広告サービスによっては最低出稿金額が数十万円に設定されていて、「ジオターゲティング広告=○万円」と単純に相場感をつかむのは難しいということです。

この記事では、ジオターゲティング広告の料金体系や費用感、予算の決め方、費用対効果を高めるためのポイントについて解説します。

ジオターゲティング広告そのものの仕組みや種類について知りたい方は、先に「ジオターゲティング広告とは?エリアマーケティングに強い集客戦略を徹底解説 – お役立ち記事」もご覧ください。位置情報を活用して商圏内などに広告を絞り込む基本的な仕組みを詳しく解説しています。

資料ダウンロードはこちら

ジオターゲティング広告の配信単価相場

ここでは広告配信単価の相場について説明します。

ジオターゲティング広告の費用は、媒体やサービスによってかなり幅があります。

たとえば、ITreviewでは一般的な費用相場として、

CPC(クリック課金):50~300円/クリック

CPM(インプレッション課金):300~800円/1,000回表示

を紹介しています。

(出典:【2026年】ジオターゲティング広告のおすすめ10製品(全13製品)を徹底比較!満足度や機能での絞り込みも【ITreview】IT製品のレビュー・比較サイト)

一方、メディアレーダーでは、

CPC:200円/クリック

CPM:500円/1,000回表示

を相場の目安として掲載しています。

(出典:ジオターゲティング広告の掲載費用について|広告媒体資料のメディアレーダー)

CPC、CPMとは?

配信単価の種類として、代表的なのが、CPCとCPMです。

CPC(クリック課金)

CPC(Cost Per Click)は、広告がクリックされたときに料金が発生する方式です。

たとえばCPCが150円で1,000回クリックされた場合、

150円 × 1,000クリック = 15万円

が広告費の目安になります。

広告が表示されただけでは料金が発生しないため、Webサイトやキャンペーンページへの誘導など、クリックを重視する場合に費用を把握しやすい方式です。

ただし、CPCが安い=費用対効果が高いとは限りません。

店舗集客が目的の場合、クリックされても実際の来店につながらなければ、本来の目的を達成したとはいえないからです。

CPM(インプレッション課金)

CPM(Cost Per Mille)は、広告が1,000回表示されるごとに料金が発生する方式です。

たとえばCPMが1,000円で10万回表示した場合、

1,000円 × 100 = 10万円

が広告費となります。

多くの人へ広告を届けたい場合に使われる方式ですが、クリックされなくても広告が表示されれば費用が発生します。

そのため、効果検証には

「何人に届いたか」
「どれくらいクリックされたか」
「その後、来店や購入につながったか」

まで含める必要があります。

最低出稿金額

もうひとつ確認しておきたいのが、「最低出稿金額」です。媒体や広告サービスによっては、最低いくらから実施可能という意味の最低出稿金額が設定されています。サービス比較においは、これも合わせて確認しましょう。

配信単価以外の費用

ジオターゲティング広告は、配信単価以外に、施策全体にかかる総額を考える必要があります。

主に次のような条件が関係します。

配信エリア・ターゲット絞り込み

ジオターゲティング広告では、配信対象となる場所やユーザーを絞り込みます。

市区町村単位で広く配信するケースもあれば、「競合店舗へ過去に来店した人」のように非常に限定的なターゲティングを行うケースもあります。

対象を細かく絞れば、その分だけ対象ユーザー数も変わるため、同じ予算でも配信できる広告量は異なります。

また、エリアを絞り込みすぎると十分な配信対象者を確保できない場合もあります。

つまり、細かく絞れば絞るほど良いわけではありません。

店舗の商圏と、広告配信に必要なユーザー数の両方を考えて設計する必要があります。

この設計内容が、料金に影響するケースがあります。

媒体・広告フォーマット

広告を配信する媒体によって、料金体系は異なります。DSPのバナー広告と、TVerの動画広告では、広告の見せ方やユーザーとの接点そのものが異なるためです。

さらに、動画広告を使う場合には動画制作費、バナー広告ならバナー制作費などが別途必要になる場合もあります。

媒体費だけではなく、広告を配信するために必要な制作物まで含めた費用を見込んでおきましょう。

配信期間・配信量

1週間のキャンペーンと3カ月間の継続配信では、必要な広告費も当然変わります。

一方で、「予算が30万円だから30万円分配信する」という考え方だけでは、本当に必要な広告量を判断できません。

まず、「どのくらいのターゲットがいるのか」 「どの程度広告を表示したいのか」 「何件程度のクリックや来店を期待するのか」を考え、そのうえで必要な配信量と予算を決めることが重要です。

運用・クリエイティブ・分析などの付帯費用

広告を実施するために必要なのは、広告媒体費だけとは限りません。

施策によっては、

 広告運用費

 バナー・動画制作費

 LP制作費

 人流データなどの分析費

 効果測定・レポート費

などが必要になります。

そのため、複数のサービスを比較するときは、「広告費はいくらか」だけでなく、「その料金にどこまで含まれているのか」を確認することがポイントです。

ジオターゲティング広告の予算検討の流れ

では、自社ではどのように予算を決めていけばいいのでしょうか。

おすすめなのは、最初に「○万円使う」と金額を決めるのではなく、

目的 → エリア → ターゲット → 配信量 → 媒体 → 予算

の順番で考えることです。

たとえば店舗集客なら、

 目的を決める
   「新規来店を増やす」「競合店から顧客を獲得する」「休眠顧客の再来店を促す」など

 商圏を確認する
   実際にどこから顧客が来ているのか、どのエリアが競合店舗と重なっているのかを確認

 ターゲットを決める
   居住地だけでなく、競合店への来訪履歴やライフスタイルなども検討

 必要な配信量を考える
   対象ユーザー数から広告表示回数などを検討

 配信媒体を決める
   DSP、SNS、動画広告などからターゲットに合った媒体を選定

 必要予算を算出する

という流れです。

初めての場合は、対象店舗やエリアを限定してテストし、結果を見ながら拡大する方法もあります。

KDCでは、お客様のご要望に沿った広告戦略立案をご支援しております。お気軽にお問い合わせください。

ジオターゲティング広告の費用対効果を見るポイント

ジオターゲティング広告の費用対効果を確認する際は、クリック率やCV数、CPAなどのWeb広告上の指標に加えて、実店舗への来店にどの程度つながったかを見ることが重要です。

特に店舗集客を目的とする場合は、単純な来店数だけでなく「広告によって来店がどの程度増えたのか」「1来店あたりにどれくらいの広告費がかかったのか」「どのエリア・ターゲットの反応が良かったのか」まで確認することで、次回の配信改善につなげやすくなります。

1.広告による来店の上乗せ効果を見る

広告配信後に来店した人がいたとしても、そのすべてが広告によって来店したとは限りません。

もともとその店舗を利用する可能性が高い人であれば、広告を見ていなくても来店していた可能性があるためです。

そこで確認したいのが、広告接触者と広告非接触者の来店率の差です。

KDCではDSP広告について、GPS位置情報を活用した来店計測を提供しています。広告に接触したユーザーと接触していないユーザーの来店率を比較することで、広告によってどの程度来店が上乗せされたのかを「来店リフト」として確認できます。

一例として、メーカーの入浴剤キャンペーンにおいて、広告非接触者の来店率が1.10%だったのに対し、広告接触者は2.40%となり「来店リフト118%」という結果が確認されています。

(https://lp.ocl-dm.com/geo-targeting-promotion-kdc/より引用)

店舗集客を目的とする場合は、単純に「何人来店したか」だけではなく、広告によってどの程度来店が増えたのかまで確認することで、広告の効果をより具体的に捉えられます。

2.1来店あたりの広告費を見る

広告による来店状況を確認できれば、広告費を来店人数で割ることで、1来店あたりにどれくらいの費用がかかったのかも確認できます。

たとえば、広告費50万円で広告接触後に500人の来店が確認できた場合、

50万円 ÷ 500人 = 1,000円/来店

となります。

この指標を見ることで、クリック単価やCPAとは別に、店舗集客という目的に対して広告費がどの程度効率的に使われたかを確認できます。

ただし、ここで算出した金額は、広告接触後に来店した人を基準とした「1来店あたりの広告費」です。より厳密に広告の効果を見るのであれば、前述した来店リフトなどを使い、広告によって増えたと考えられる来店数に対して、いくらの広告費がかかったのかを見ることも重要です。

また、1来店あたりの広告費が妥当かどうかは、業種や商品単価、来店後の購入率、顧客単価などによっても変わります。そのため、「1来店○円なら安い」と一律に判断するのではなく、自社の売上や利益とのバランスを見ながら評価しましょう。

3.エリア・ターゲット別に結果を比較して次回配信に活かす

ジオターゲティング広告では、施策全体の成果だけでなく、どのエリアやターゲットから反応が得られたのかを確認することも重要です。

たとえば、

  • Aエリアは広告接触者の来店率が高かった
  • Bエリアは配信量は多いものの、来店につながりにくかった
  • 特定施設への来訪履歴を持つユーザーの反応が良かった

といった違いが分かれば、次回の配信設計に反映できます。

成果の良かったエリアへの配信を増やしたり、反応の低かったエリアを見直したりすることで、同じ広告予算でも、より来店につながりやすい対象へ配分できる可能性があります。

特にジオターゲティング広告では、位置情報を使って細かなエリアや行動履歴をもとにターゲットを設定できるため、配信して終わりではなく、結果を次のエリア・ターゲット設計に活かすことが費用対効果の改善につながります。

費用対効果を高めるカギは配信エリア設計

ジオターゲティング広告の費用対効果を高めるには、配信単価の最適化だけでなく、どのエリア・ターゲットに配信するかという設計が要です。

商圏・人流を根拠にアプローチ

たとえば店舗から半径3km以内に広告を配信するとします。地図上では店舗から同じ距離でも、来店者が多い地域とほとんど来店がない地域が存在する可能性があります。

そこでKDCでは、人流データを使い、自店舗や競合店舗への来訪状況の分析をしています。

自店舗への来店状況や競合店舗来店者の生活圏などを可視化し、来店につながりやすいエリアを町丁目単位で把握。その結果をWeb広告やポスティングの配信設計につなげます。

 ドラッグストア集客…競合店に来店したことのある人へ

 学習塾やスポーツスクール…子育て世帯が多いエリアを分析し、関連する施設の利用者へ

 高価格帯の商品や旅行商品…ゴルフ場、高級ホテル、タワーマンションなどへの来訪履歴から、想定するライフスタイルに近い層へ

「実際の人の動き」を根拠に、狙うべき人やエリアを考え、その結果を広告配信につなげるというアプローチです。

配信後の効果を確認し、次の施策を改善する

広告は配信して終わりではありません。

どのエリアで反応があったか、どのターゲットが来店につながったかを確認し、その結果を次の施策に活かします。

人流データ分析
 → エリア抽出
 → 広告配信・ポスティング
 → 効果確認
 → 次回施策の改善

という流れで、販促施策のPDCAを回すことが重要です。

まとめ

ジオターゲティング広告の費用は、媒体や課金方式、配信エリア、ターゲット、配信量などによって変わります。

一般的な相場としてはCPC数十円~数百円、CPM数百円~といった料金例がありますが、最低出稿額やターゲティング方法にはサービスごとに大きな違いがあります。

そのため、媒体単価だけでなく、ターゲティング精度や実際の来店効果まで含めて費用対効果を評価することが重要です。

KDCでは、人流データを活用した商圏分析から、ヒストリカルターゲティング広告、ポスティング、来店効果測定まで、一連の店舗集客施策をご相談いただけます。

「自社の場合、どれくらいの予算が必要?」
「自店舗にはどのエリアからの来店が多い?」

「競合店の顧客へアプローチできる?」などなど。

お気軽にご相談ください。

キーワードから検索

カテゴリ一覧

過去の記事

人気の記事

タグ一覧